成年後見制度とは、認知症などが原因で判断する能力が十分ではないと認められた方を保護するために設けられた制度です。
例えば、悪徳商法などでは、自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに結んでしまい、被害にあうことが少なくありません。そのようなことを防ぐための制度でもあります。
ご本人では、不動産や預貯金などの財産を管理したり、身のまわりの世話のために介護サービスや介護施設への入所の契約を結んだり、遺産などの財産の協議を したりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合に適切に保護し、支援するのが成年後見制度です。成年後見制度には、大きく分けて任意 後見制度と法定後見制度の2種類があります。
(1)任意後見制度
本人が十分な判断能力があるうちに,将来に備えて,あらかじめ自らが選んだ代理人=任意後見人に,自分の生活,療養看護や財産管理に関する事務について代理権を与える制度です。公証役場で手続きとなる任意後見契約を行います。
(2)法定後見制度
家庭裁判所によって選ばれた成年後見人・保佐人・補助人が、本人の利益を考えながら、本人の代理として契約したり、不利益な契約を後から取り消したりすることによって、本人を保護・支援します。
10月15日
十夜法要。お十夜
元来は、平貞国が京都の真如堂で行った10日間の『おこもり』が起源となっています。後に鎌倉光明寺の観誉裕崇上人が後土御門天皇の勅命を受けて行われてから、全国の寺院にも広がって行きました。現在では3日や1日という様に短くなっています。
その他
「開山忌」
日は各寺によって異なります。昔は山を切り開いて寺院を建立したことから、それぞれのお寺を創立した僧侶を開山上人と呼び習わします。お寺によっては、これを記念した開山堂や、開山上人以下、歴代の住職の位牌などを安置した位牌堂などがある場合、それらで祭事が行われることが一般的です。
「授戒会」
戒名は死んでから付けられるのでは無く、本来は生きている内に授けられるべきものです。浄土宗における授戒式は、まず観戒師から授戒についての教えを受け、教授師から儀式の指導を受け、伝戒師から戒を受け、戒名を記した戒牒を頂いて終了します。必要な日数は7~1日と様々ですが、これら三師は各寺院の住職が兼ねて行われることが多い様です。
「五重相伝」
浄土宗の信仰を深める為の講習会の様なものです。季節の良い頃に8日程の期間をかけて行われます。修了者には「誉号」が授与され、これは法名にも○誉□□という形でつけられます。また、生前に、この五重相伝をうけられなかった場合、その功徳を回向する「贈五重」という制度もあります。
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